神様からの贈り物と言われる由縁。
それは偶然の中から発見されました。

ケフィア

ケフィール(ケフィア)はコーカサス地方で誕生し、何千年も前からロシアの食卓にあがる発酵飲料です。 

ケフィアには乳酸菌のほかに酵母という微生物が共生しているのが最大の特徴であり、ヨーグルトと唯一異なるところなのです。 
さて、そのケフィア。 約2000年ほど前から、ロシア南西部、コーカサス地方で常飲されるようになったと伝えられています。ケフィア発祥のその場所は、コーカサス山脈の北側付近と伝えられ、それが次第にコーカサス地方全体に、そしてロシア各地やアジア全土・西ヨーロッパまで浸透していったという経緯を持っています。 

こうして、各地で独自の風味や文化を持つ発酵乳へと変化し、多くの民族の間で定着していったと推測されています。 

コーカサス地方の山岳民族は、牛、ヤギ、羊などの家畜を飼育していましたが、これら家畜の生乳を革袋などに入れて保存している間に、ケフィアは偶然生まれたものと推測されています。 

 

実はこのコーカサス地方から発祥した発酵乳はケフィアだけでなく、そのほかにも何種類かの発酵乳がありますが、その中で最も体調を整えるものとして、確固たる信頼を築いていったのがケフィアなのです。

このような偶然の中から発見されたケフィアは、保存食としての利点を持つだけでなく栄養価も高いため、日常の疲労回復やストレス解消を目的とした滋養食品という側面を持っています。

伝統あるケフィアですが、つくる際に必要となる種菌は「神さまからの贈り物」と考えられていたため、貴重に取り扱いされてきました。 
したがって、大切に管理され、何世紀もの間コーカサス地方から外へ出ることはなかったといわれています。 

コーカサス地方の伝統を守る正統な種菌と製法は今でもロシアの国立発酵乳研究所で厳重に管理されており、海外でのライセンス生産には制限が設けられています。 

安食舎のケフィールはこのロシア国立発酵乳研究所からのお取り寄せとなり、「コーカサス正統菌種」を使用しています。  

ライセンス許可などで、ロシア以外の国でも工業生産されるようになりましたが、是非このコーカサス正統菌種のうまみとコクをお試しください。