牛乳パッケージには、必ず種類別名称を表示するように定められています。
ケフィアをつくるための牛乳選びには、この種類別名称をご参考にしてください。
ケフィアをつくるには、ごく普通の牛乳(種類別名称が牛乳で、低温殺菌ではない牛乳)が一番適しています。
低温殺菌牛乳は菌が残っている場合があるため、うまく固まらない場合がほとんどです。
上面に乳清が多めにでき、どろどろっとした出来上がりになります。
一度煮沸して、30℃以下に冷ましてからお作りいただければ、発酵し固まります。
種類別名称 | 相性 | 殺菌法 | 牛乳の説明 | 備考 |
---|---|---|---|---|
牛乳 | ◎ |
120~130℃で2~3秒 | 一般的な牛乳。乳脂肪分3.0%以上。 | 最も適している。風味が良い。固まり具合も良い。 |
牛乳 (常温保存牛乳) |
○ |
150℃で2秒 | 90日間保存可能。 | 味がまったりする。固めの仕上がり。 |
低脂肪牛乳 |
○ |
120~130℃で2~3秒 | 乳脂肪分0.5%以上1.5%未満。 | カロリーを気にされている方向き。固まり具合がやや柔らかい。 |
無脂肪牛乳 |
○ |
120~130℃で2~3秒 | 乳脂肪分0.5%未満。 | ダイエットに最適。固まり具合がやや柔らかく、やや酸っぱくなる。 |
加工乳 |
○ |
120~130℃で2~3秒 | バターや脱脂粉乳、クリーム等乳製品を加えた牛乳。 | よく固まる。低脂肪、無脂肪のものもあるが、固まり具合は柔らかめ。 |
乳飲料 |
× |
120~130℃で2~3秒 | カルシウム、鉄分、果汁、コーヒー等を添加した牛乳。 | 水分が分離したり、固まりが細かく分かれたりして、ケフィアはできません。 |